慢性胃炎の症状と治療
慢性胃炎は、その症状によって以下の4つのタイプに分けられ、
タイプによって原因や治療法が異なってくる。

運動不全型 潰瘍症状型
原因
胃の運動機能が低下して、食べたものが胃の中に停滞して起こる。
原因
内臓の知的過敏により起こると考えられている。ピロリ菌に感染している場合もある。
症状
早期満腹感、腹部膨満感、食欲不振、むかつき、吐き気など。
症状
夜間や空腹時に胃潰瘍や十二指腸潰瘍に似た上腹部痛がある。周期的に痛みが起こることもある。
治療
胃の働きを正常に戻すために、胃運動機能改善薬を服用する。
治療
胃酸分泌抑制薬を用いる。ピロリ菌に感染している場合は、抗生物質を用いて除菌する。
胃・食道逆流型 非特異型
原因
胃酸が、食道へ逆流するために起こる。
原因
ストレスなど精神的な要因によって起こる。
症状
胸焼け、呑酸(酸っぱいものが込み上げてくる感じがする)など。
症状
呑気症、腸管ガスが多く腹が張る、軽度のうつ病など。
治療
胃酸の分泌を抑えるH2ブロッカーやプロトンポンプ阻害薬などの胃酸分泌抑制薬などを内服する。
治療
胃酸分泌抑制薬や、胃運動機能改善薬に加え、抗うつ薬や抗不安薬を用いる。



日常生活での注意

食生活を改善する
甘いものや脂っこいものは、胃の中にとどまる時間が長いため、避ける。 コーヒーや香辛料などの刺激物は、胃酸を過剰に分泌させるので、避ける。 食後は胃酸が分泌されているので、すぐに横になると胃酸が食道へ逆流する。寝る直前には食べない。

たばこ・酒を控える ストレスをためない
アルコールは食事中、または食後に、適量を飲むようにする。たばこは、胃酸の逆流を招くため、控えめにする 疲れていると感じたら、ゆっくり休み、睡眠時間を十分にとる。また、「自分の時間をもつ」など、ストレスをためない工夫をする。